睡眠薬のやめ方を知って「反跳性不眠」をから身を守ろう!

不眠症の症状が改善されて、睡眠に関する不安感がない状態が1か月以上続いたら、睡眠薬を断薬するタイミングがやってきたと考えられます。

しかし、そのときに注意したいのは「睡眠薬をどうやって断薬するか」ということです。現在、主に使われているベンゾジアゼピン系睡眠薬(ハルシオンなど)は、依存性や耐性の問題が起きにくいとされていますが、それでも断薬するときには強い副作用が現れることがあります。

断薬する際に発生する副作用は、反跳性不眠(はんちょうせい ふみん)と呼ばれています。反跳というのは「跳ね返り」という意味です。睡眠薬をやめると、その反動でまったくと言っていいほど眠れなくなってしまう、というのが反跳性不眠の症状です。

睡眠薬を飲まなくなってから一睡もできない、もしくは眠れても1~2時間という短時間だけ。そういった状態が反跳性不眠のせいで数日間つづき、「やっぱり薬がないとダメだ……」と思って睡眠薬をやめられない人も少なくないようです。

では、どういう方法で断薬すれば、反跳性不眠になりにくいのでしょうか。現在のところ、下記の3つの方法が考案されています。

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1.漸減法(ぜんげんほう)

漸減法は、薬の量を4分の1ずつ減らしていくという方法です。

漸減法が使われるのは、作用時間の短い「超短時間作用型」や「短時間作用型」の睡眠薬をやめるときです。

たとえば、マイスリーやハルシオンなどは、作用時間の短い睡眠薬です。これらのタイプの睡眠薬は、反跳性不眠が生じやすいという欠点があります。そのため、漸減法を使って数か月のスパンで減薬していくのがポイントです。

2.隔日法(かくじつほう)

服用間隔を1日おき、数日おきというように広げていくのが隔日法です。

作用時間の長い「中間作用型」「長時間作用型」の睡眠薬を服用している場合は、丸一日経過しても薬の血中濃度がそれなりに残っています。そのため服用日数に間隔があっても反跳性不眠を起こしにくく、隔日法を用いて減薬していくことが可能です。

3.置換法

作用時間の短い睡眠薬は断薬するのが難しいものです。1で述べた漸減法ではどうしても薬をやめられない、という方もいます。そういったときに用いられるのが「置換法」です。

この方法は、使用する睡眠薬を作用時間の長いものに変更してから、漸減法と隔日法を組み合わせて減薬していくという方法です。睡眠薬の変更をともなうため、一時的に不眠症状が強く出る危険性もあります。

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