睡眠時無呼吸症候群は何科に行けばいい?【病院選択⇒検査⇒治療までの流れ】

いびきを治療したいだけなら耳鼻咽喉科を受診すればいいのですが、睡眠時無呼吸症候群は単なるいびき症とはまったく異なります。そのため、どういった病院に行くのかしっかり考えないといけません。

ここでは、病院の選択から検査の内容、そして治療までの流れをまとめていますので、参考にしてみてください。

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何科にかかればいい?

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠障害に分類されている病気です。そのため、基本的には睡眠障害を専門に診ている医療機関に行くのがベターです。

そういう医療機関は睡眠時無呼吸症候群の患者さんを診察する機会が多いので、適切な治療方針を下すための経験と知識を持っています。

睡眠障害クリニックや総合病院の睡眠外来などは、睡眠時無呼吸症候群の治療に詳しいはずです。また、病院によっては「睡眠時無呼吸外来」「睡眠呼吸障害センター」という睡眠時無呼吸を診断するのに最適な科を設置しているところもあります。

ただし、現在のところ睡眠を専門としている医療機関の数は多くありません。そのため、近くに睡眠障害を診ているところがなければ、呼吸器内科や耳鼻咽喉科を受診するのもひとつの手段になります。

しかし、呼吸器内科や耳鼻咽喉科の中には睡眠時無呼吸症候群の治療に詳しくないところがあるのも事実です。病院のホームページを見て、睡眠時無呼吸症候群の治療について書いてあるかどうか確認するといいでしょう。

まずは自宅で簡易スクリーニング検査

睡眠時無呼吸症候群にかかっているかどうか正確に判断するには、医療機関にひと晩入院して「終夜睡眠ポリグラフ検査」を受ける必要があります。

しかし、この検査にはそれなりの費用(20,000~30,000円)がかかります。また、入院する時間がとれないという方も少なくありません。

そこで最近よく使われるようになったのが、簡易睡眠モニターによる検査です。これは、本来睡眠ポリグラフ検査をしなければ測定できないデータの一部を、自宅でも測定できるようにした検査機器です。

自宅で使うからといって検査器を個人購入する必要はありません。睡眠時無呼吸症候群の治療ができる医療機関に行けば、診察のあとに貸し出してもらえます。

日本では、アプノモニターという簡易睡眠モニターが有名です。この検査機器では、次の3つの項目を測定することができます。

  • いびきの音
  • 呼吸の有り無し
  • 心電図

これらのデータをとるために、鼻やのど、胸部、腹部にセンサーを装着して一晩眠る必要がありますが、小型のセンサーなので睡眠の邪魔になることはほとんどありません。

測定後は、病院にデータを持っていって解析してもらいます。その結果、「1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数(AHI)が20回以上」ある場合、睡眠時無呼吸症候群にかかっている可能性が高いと判断されます。

注意

簡易睡眠モニターで分かるのは、あくまでも睡眠時無呼吸症候群の可能性があるかどうかです。正確な診断ができるわけではないことに注意しましょう。

もっとも重要なのが「終夜睡眠ポリグラフ検査」

睡眠時無呼吸症候群を確定診断するときの決め手になるのが、終夜睡眠ポリグラフ検査です。

この検査は、センサーや電極を全身に取りつけたまま8時間ほど眠り、「脳波・眼球運動・筋肉の動き」などを測定するというものです。

先ほど述べた簡易睡眠モニターとの一番の違いは、睡眠ポリグラフ検査は脳波を測定できるということです。そして、睡眠時の無呼吸が身体にどんな影響をおよぼすのかを考えるときに、脳波のデータは欠かせません。

睡眠時無呼吸症候群は高血圧や高血糖といった症状を引きよせますが、これは寝ているときに呼吸が止まり、そのせいで眠りが浅くなる(夜中に覚醒する)ことが原因です。

そして、眠りが浅くなっているかどうかは、脳波を測定すれば分かります。そのため脳波のデータを解析することはとても重要なのです。

● 睡眠時無呼吸症候群にかかっているときの睡眠リズム

治療方針を決める

検査をした結果、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は治療をしていくことになりますが、その方法としては次の3つがあります。

基本的には、中度~重度の睡眠時無呼吸症候群に対してはCPAPが第一選択です。ただし、どの治療方法がベストなのかは、眠時無呼吸症候群を引きおこしている原因にもよります。

医師の話をよく聞いて、治療方針を決めるようにしましょう!

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