【睡眠不足症候群って何?】その症状と特徴、チェック方法について

日本人の睡眠時間は年々短くなっています。2010年度の統計調査によると、「ここ50年で睡眠時間は1時間も短くなった」という結果もでています。

その影響で、近年になって増えてきたのが「睡眠不足症候群」という睡眠障害です。

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睡眠不足症候群の症状と特徴

睡眠不足症候群は、その名のとおり睡眠が足りていないために発生する睡眠障害で、一番よく見られる症状は「日中の眠気」です。

もともと人間の眠気にはリズムがあり、昼の14時くらいに一度眠気が高まることが確かめられています。そのため、ある程度の眠気を日中に感じるのは自然な生理現象と言えます。

しかし、眠気のレベルが我慢できないほどなら、そしてそれが毎日続くようなら、睡眠リズムによる一時的な眠気とは考えにくいです。この場合は、睡眠不足症候群にかかっている可能性を考えてみてください。

とくに、次の内容すべてに当てはまる場合は、睡眠不足症候群になっている可能性が非常に高いです。

  • 3カ月以上、日中の強い眠気に悩まされている
  • 睡眠が不足しているにも関わらず、そのことに対する自覚がない
  • 休日の睡眠時間が、平日よりも2時間以上長い
  • ほかの病気のせいで眠くなっているわけではない

また、そのほかの症状としては下記のようなものがあります。どの症状も「睡眠が不足しているせいで脳と身体の疲労が回復しきれていない」ことが引き金になっています。

  • いつも身体がだるい
  • 頭がぼうっとして集中力が続かない
  • イライラして攻撃的になる
  • 胃腸の調子が悪くなる
  • 便秘ぎみになる

なお、昼間に眠くなる原因は睡眠不足症候群のほかにもあります。たとえば、ナルコレプシー睡眠時無呼吸症候群といった睡眠障害にかかっている場合も、強烈な眠気を日中に感じることになります。

本人の自覚がないのはナゼ?

睡眠不足症候群の大きな特徴は、本人が睡眠不足に気づいていないことです。睡眠が足りない日が続けば「寝不足で毎日きついな~」と思うのが普通ですが、なぜかその自覚がとぼしいのです。

自覚がない理由にはいろいろな説がありますが、疲労の原因を正しく認識できていないことも見逃せません。

たとえば、本当は睡眠不足のせいで疲労が残っているのに「仕事が忙しくて疲れているんだ」と誤認している場合があります。疲労の原因を取り違えているため、睡眠時間をしっかり確保しようとは考えません。仕事を早く終わらせるのが先決だと考えて仕事にのめり込み、むしろ睡眠時間を削ってしまいます。

睡眠不足症候群かどうかチェックするには

睡眠不足症候群は睡眠障害のひとつです。そのため、正確な診断には専門の医療機関(睡眠クリニックや大手病院の睡眠外来など)に足を運ぶ必要があります。

しかし、なかなか睡眠外来などに行く時間がとれないという方もいると思います。そこで、まずは睡眠日誌を大まかに付けてみることをオススメします。睡眠日誌といっても、就寝時刻と起床時刻を毎日記録していくだけです。

1か月ほど記録をとったら、「平日と休日の睡眠時間にどれくらいの差があるか」を確認してみてください。平日と休日の差が2時間以上あるようなら、それは日ごろの睡眠が足りていない証拠です。睡眠不足症候群になっている可能性が高いと言えます。

「私は6時間睡眠で大丈夫!」と思っていても、自分の睡眠を記録してみると、休日に10時間くらい寝だめしていることが判明するかもしれません。また、1か月記録をとり続ければ睡眠の傾向が分かるので、医療機関を受診するときにも参考データとして使えます。

なお、睡眠記録のつけ方はアバウトでかまいません。とくに就寝時刻に関しては正確な時間を把握するのはムリなので(眠ってしまうから)、ベッドに入った時刻に10~20分足せばOKです。

就寝時刻も起床時刻も数日たてば忘れてしまいます。枕元にメモを置いたり、携帯のメモ機能を利用したりといった、記録を取りやすいように工夫しましょう。

補足

休日に長時間寝てしまう原因は、睡眠不足症候群だけとは限りません。年齢の影響や、もともとの体質が関係している場合などもあります。

詳細:なぜ寝過ぎてしまうのか?その原因は人によって異なるので注意!

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