しっかり眠っても疲れがとれない『熟眠障害』の原因と対策

「睡眠時間は充分なはずなのに、なぜか体の疲れがとれない……」
このような症状は不眠症のひとつで、熟眠障害と呼ばれています。

入眠障害(夜寝つけない)中途覚醒(夜中に目が覚める)などの不眠症に比べると患者数は少ないとされています。

しかし、平成12年の厚生労働省の調査[※1]によると、最近1か月で睡眠について問題と感じていることは「朝起きても熟睡感がない」が20%以上となっています。これは「なかなか寝つけない」よりも多いパーセンテージです。

※1平成12年 保健福祉動向調査の概況 Ⅱ 睡眠 による]

このデータから考えると、熟眠障害まではいかなくても、熟睡感が足りないことに悩んでいる方は案外多いと言えそうです。

スポンサーリンク

熟睡感のカギは「深いノンレム睡眠」

人間の睡眠には2つの種類があって、それぞれ「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」と呼ばれています。

レム睡眠は夢を見ているときの睡眠です。身体はゆるんでいますが、脳だけは起きているときと同じように活動しています。それに対してノンレム睡眠は「深い眠り」です。筋肉の活動は多少残りますが、脳の活動レベルは低下します。

特徴 レム睡眠 ノンレム睡眠
眠りの深さ 浅い 深い
比較的活動している。そのため眼球に動きがみられる。 休んでいる
休んでいる。筋電図も最低の値になる。 休んでいるが、筋肉の活動は少しある。
自律神経 不安定になる。心拍数の変動も激しい。 副交感神経が優位になり、ゆったりした状態。

ここで知っておきたいのは、脳の疲労を取り去る働きがあるのはノンレム睡眠だということです。睡眠不足のときに「なんだかイライラする」「どうも集中できない」などと感じることは誰でもあると思います。それはノンレム睡眠不足のせいで脳が疲れたままになっていることが原因のひとつです。

そして、熟睡感が得られないのもノンレム睡眠が足りていないことが大きく関係しています。「熟睡感は深いノンレム睡眠の量と相関する」という専門家の意見もあります[※2]

※2:睡眠障害の対応と治療ガイドライン 第2版 / 内山真 P.156 による]

次の図は、睡眠時間と睡眠深度の関係を表した図です。一般的には、睡眠前半の3時間に深いノンレム睡眠が出現します。この時間帯のノンレム睡眠を増やすことができれば、熟睡感が得られるようになります。

では、どうすれば深いノンレム睡眠を増やすことができるのでしょうか。残念ながら、人間の睡眠にはたくさんの要素が関与しているため、万人に共通する方法はありません。

ただし、特定の生活習慣のせいで眠りの質が低下している可能性は高いです。たとえば、夜遅くにコンビニに行くだけでも、強い光の刺激を浴びてしまうので睡眠に悪影響があります。寝る直前までパソコンやスマホを使うのもよくありません。詳しくは「質の悪い睡眠をまねく夜のNG習慣7つ」を参考にしてみてください。

また、もうひとつ見逃せないのが加齢の影響です。年齢の増加とともに人の睡眠は全体的に浅くなります。そうすると「夜中に何回も目が覚める」「朝早くに起きてしまう」などの症状が現れてきますが、それによって熟睡感が奪われることも見逃せません。

睡眠薬では熟睡感は得られない?

「とりあえず睡眠薬を使えばしっかり眠れるかも……」そう考えて薬の服用を考える方もいるかもしれませんが、熟眠障害に対しては睡眠薬はあまり有効に働きません。睡眠薬は眠りの質を改善するものではないからです。

もちろん、「夜なかなか寝つけない」「夜中にひんぱんに目が覚めて困る」といった症状には睡眠薬は効果を発揮します。

しかし、それは深い睡眠が増えることとは違います。あくまでも睡眠薬は強制的に眠りを誘発するだけです。浅くなった睡眠を深くするわけではないので、熟眠障害の治療には向いていません。

そう考えると、先ほど述べたように生活習慣を見直すのが先決です。あともうひとつ手段を挙げるとすれば、グリシンというサプリメントを使うことです。私自身が昔使っていたのですが、これは睡眠を深くする作用があると感じました。ひとまず使ってみるのも手だと思います。

背後に別の睡眠障害が隠れていることもある!

熟睡感の欠如が、ほかの睡眠障害によって引き起こされている可能性もあります。とくに睡眠時無呼吸症候群にかかっていると熟睡感がきわめて少なくなり、日中に強い眠気を感じる頻度が増えます。

そのほかにも、足の不快感のせいで眠れないむずむず脚症候群や、寝ていているときに足がピクピク動く周期性四肢運動障害なども熟睡できなくなる原因として考えられます。

追記

自分がどういった睡眠障害にかかっているのか、それを正確に知るには専門の医療機関を受診するのが一番です。詳細は「睡眠障害の病院と専門医を探すときに知っておきたいこと」を参考にしてみてください。

● 元理学療法士の社長が開発した安眠サプリメント『潤睡ハーブ』

睡眠の質を高めてくれるクワンソウをはじめ、イライラを抑えるギャバやラフマエキスを配合。

さらに、良質のアミノ酸を豊富に含んでいるクロレラが睡眠をサポートします。

今だけ1,980円でお試しできるキャンペーン実施中です!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

「不眠症」に関するページ一覧

ページの先頭へ