体内時計が狂うと起こる「概日リズム睡眠障害」はこわい症状

私たちの身体は、日中は活動して夜になると休息を求めるようにつくられています。このリズムを作り出しているのが体内時計です。

体内時計の狂いは、それが小さなものであれば数日で元に戻すことができます。しかし、慢性的に体内時計が狂うと、自分の望むタイミングでは眠れなくなります。これが概日(がいじつ)リズム睡眠障害と呼ばれる病気です。

少し分かりにくい名称ですが、概日リズム(=体内時計)の故障によって生じる睡眠障害ということです。

「朝に起きて夜になると寝る」という一般的な生活スタイルをしている人は、概日リズム睡眠障害になることはほとんどありません。

しかし、深夜勤務のある人や、昼夜不規則に仕事がある人などは睡眠リズムが変則的になりがちです。そのため体内時計が少しずつ乱れていき、概日リズム睡眠障害におちいることが多いようです。

「午後11時には眠りたいのに、午前2時を過ぎないと眠くならない」
「だんだん寝る時間が遅くなって、いつの間にか昼夜が逆転してしまう」

上記のような症状がある場合、概日リズム睡眠障害にかかっている可能性が非常に高いと言えます。

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概日リズム睡眠障害のタイプ

概日リズム睡眠障害は、症状によって次の6つに分類されます。

1.睡眠相後退症候群 (すいみんそう こうたい しょうこうぐん)

睡眠時間帯が後ろにずれてしまい、遅い時間にしか眠れなくなります。早く眠ろうと思ってもなかなか寝つけず、夜中から明け方になってようやく眠気がおとずれます。起きるのは昼ころになることが少なくありません。

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2.睡眠相前進症候群 (すいみんそう ぜんしん しょうこうぐん)

睡眠時間帯が前にずれて、極端に早い時間に眠くなります。夜間の早い時間帯もしくは夕方から強い眠気が現れます。目が覚めるのは、夜中や早朝です。高齢者に多い症状と言われています。

3.非24時間睡眠覚醒症候群 ひ24じかん すいみんかくせい しょうこうぐん

就寝時刻と起床時刻が毎日1~2時間ずつ遅れていきます。体内時計が正常に働かず、朝になってもリセットされません。

4.不規則型睡眠覚醒パターン (ふきそくがた すいみんかくせい ぱたーん)

体内時計が完全に故障してしまったタイプです。睡眠のリズムがなくなり、昼夜を問わず不規則に眠くなります。夜間の不眠や日中の眠気、昼寝の増加などが現れます。

5.交代勤務睡眠障害 (こうたいきんむ すいみんしょうがい)

交代勤務や深夜勤務などを長期間続けることで、概日リズムが乱れてしまう睡眠障害です。「寝つきが悪い、すぐに目が覚める」といった症状が現れます。

6.時差症候群(ジェットラグ症候群)

※ 後日追加する予定です。

まとめ

概日リズム睡眠障害にかかると、学業や仕事に支障をきたし、不登校や欠勤の原因になりえます。「自分はダメな人間なんだ」と精神的に落ち込むことも多くなるのではないでしょうか。

「眠らなくても死にはしない」
「寝だめをすれば大丈夫」

などと安易に考えず、早めの対策をすることをオススメします。

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