女性のいびきの原因は、男性と少し違う

男性でも女性でも、いびきの根本的原因に違いはありません。どちらの場合も気道がせまくなっているせいで、いびきが発生します。

しかし、気道がせまくなる原因には男女差があります。

男性で多く見られるのは、
「30代ころからメタボ気味になって、首の内部に脂肪がついたために気道がせまくなる」
というものです。

しかし女性の場合、体型に気を使っている人の割合は男性よりも多いです。それにも関わらずいびきが出るということは、ほかの要因で気道がせまくなっている可能性があります。

たとえば扁桃や口蓋垂(こうがいすい)が大きくて、そのために気道に悪影響が出ているのかもしれません。次の図は、扁桃などの位置を示したものですが、どれも気道をせばめる要因になります。

「太っているわけじゃないのにいびきが出てしまう……」といった場合、まずは耳鼻咽喉科の診察を受けてみることをオススメします。

詳しくは「いびきはなぜ起こる?」で述べていますが、気道をせばめてしまう代表的な要因は次の5つです。

  • 太ることでのどの内部に脂肪が付く
  • 年齢にともなってのど筋肉がおとろえる
  • 扁桃や口蓋垂が大きすぎる
  • 鼻づまりなどのせいで口呼吸になっている
  • アルコールや睡眠薬などの影響で、筋肉がゆるむ
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女性のいびきは50代から増える!

いびきをかく割合は男性のほうが多いのですが、50代になるころから女性のいびきも増えてきます。

その理由は女性ホルモンが少なくなることです。もともとプロゲステロン(黄体ホルモン)は呼吸中枢を刺激する作用を持っていますが、その作用があるため女性は気道の広さを保ちやすいのです。

しかし、女性ホルモンの分泌量は更年期をさかいにして減少します。当然、呼吸にも影響があり、睡眠中に「いびき」という形で現れてきます。

「じゃあ、いびきを抑えるためには女性ホルモンを何とかして増やさないといけないの?」という疑問も出てくるかもしれませんが、それはちょっと違います。

なぜなら、たとえ女性ホルモンが減少しても、それだけならいびきは出ないからです。「扁桃や口蓋垂が大きい」「首の内部に脂肪がついている」といったいびきの要因と合わさることで、いびきが出るようになるのです。

つまり、「女性ホルモンの減少はたしかにいびきに関係しているけれど、解決すべきはほかの要因」ということです。

ちなみに、いびきは声の質にも関わっているという話があります。いびきは主に軟口蓋(のどの奥)が振動することで起こりますが、「振動する=エネルギーが発生する」ということですので、当然のどに疲れやダメージが出ます。

のどは発声に関係している器官です。そこがダメージを受ければ、声質にも影響があります。いびきを習慣的にかいていると、声がかすれぎみになったり低音になったりする場合もあるようです。
(実際の年齢よりも上に見られる要因のひとつは「低い声」です……)

軽度のいびきならとくに問題ないかもしれませんが、いびきがひどくなると眠っている間に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」につながる危険性も出てきます。気になるようなら本格的に治療・改善をはじめましょう!

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